侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館　　ハルピン／平房 歩兵銃の残骸 三十年式銃剣、三十二年式軍刀甲 九六式軽機関銃（部分） 細菌爆弾（レプリカ） 　 これは最近オープンした新館である。部隊本部の第一楝がかつては展示館だった（しかも学校としても使っていた）。 1995年8月、ハルピンで731部隊国際シンポジウムというのが開催され、中国人100人と日本人99人が集まったそうだ。 この時、日本から集めた募金が渡され、この新館が建設されたという。 小銃、軍刀、銃剣、軽機関銃の金属部分だけ。 石井式細菌爆弾とか宇治式細菌爆弾と現在言われているもののレプリカ。 これは釉薬まで施されたさすが中国という陶製だが、本物は素焼きで、土器と呼ぶべきものだった。 対ソ、あるいは対米戦での最終兵器と考えられていたので、支那軍相手には使用したことはなかった。 しかし、中国本土では別の方法で実際に細菌を実戦に使ったことはあった。 新館ができる前は、これのミニ模型をお土産として売っていたらしいのだが、現在は売っていなかった。 「美製細菌弾」と書かれている。 朝鮮戦争で米軍が北朝鮮あるいは中国に落としたものだと言うのだが、細菌兵器にしてはいかにも作りが無造作である。 ソ連崩壊後、朝鮮戦争の時の米軍の細菌攻撃というのは中国と北朝鮮のねつ造だったことを証明する文書が見つかった。 北朝鮮は細菌感染患者をも自分で作っていたのだ。 ところで、米軍にはビラ爆弾というのがあったらしく、それではないだろうか。 ボイラー楝跡。 学校の校庭に、まだ残っていた。 H13.11.5 　 　 ［帝国陸海軍現存兵器保有国一覧］リストへ ［依代之譜］よりしろのふ　トップへ