東鶏冠山北堡塁　日露戦争陳列館　　　　　　　　中国／旅順口 砲弾　銃弾　など 旅順攻略戦の激戦地のひとつ東鶏冠山北堡塁、 遺構の一部が保存され観光スポットとなっている。 日露戦争陳列館にはジオラマや写真などとともに、 近辺から発掘された当時の遺物が展示されている。 ▲三十年式歩兵銃実包 ▲彼我の砲弾 ▲左は北堡塁出土、右は望台砲台から出土したと説明書き（径150ミリ）。 ▲説明書きには28榴砲弾とあるが実際は何なのか不明。寸法は確かに28センチくらいある。 ▲北堡塁から出土。 . ▲「露国コントラチェンコ少将戦死之所」碑 日本軍は明治37年12月5日に二〇三高地を占領、ただちに観測所を設け旅順港内を砲撃、ロシア太平洋艦隊は全滅した。 旅順の要塞は存在理由をなくしたと言えるが、コントラチェンコ少将の闘争心は旺盛、将兵を鼓舞し続けていたが、ここの司令所で28榴の直撃を受け戦死した。終戦後、その死を惜しんだ日本側によって、彼が爆死した場所に石碑が建てられた。 敵将をも讚える武士道精神の発露といういい話なのだが、中国人の見方は奥が深い。現地の説明看板にはこうある。 「戦後、日本軍はその寛大な度合いと戦功を誇示するため、ここに石碑を建てた」 H22.9.1 . 　 ［帝国陸海軍現存兵器保有国一覧］リストへ ［依代之譜］よりしろのふ　トップへ