アレクシス飛行場跡　　　　　パプアニューギニア／マダン 　Papua New Guinea／madang 中島　百式重爆撃機「呑龍」　［キ-49］ ●情報は山本さんから● 同僚がパプアニューギニアに出張した際に撮った日本軍機の残骸写真をくれたのでお送りします。 場所はマダンの元日本軍飛行場だそうです。 ▲操縦席 ▲爆弾倉 ▲胴体の日の丸 中島キ-49　百式重爆撃機「呑龍」 九七式重爆撃機の後継として昭和16年３月に一型（キ49-I）が制式採用された。胴体後上部に20 mm 機銃一門を装備、機首、胴体左右、胴体後下部、尾部の5箇所に7.92mm機関銃を搭載しており、燃料タンクは防弾式だった。 ただし、武装以外は九七式重爆とさほど差が無く、エンジン（ハ41）も信頼性に欠け、実戦部隊での評判はあまり良く無かったという。 昭和17年以降はエンジンをハ109に換装した 改良型（キ49-II）となり、各型あわせて813機（以上）が生産された。   Alexishafen（アレキシスハーヘン）は、マダンの北、約10キロ弱にあり、陸軍のアレキシス南・北飛行場があった。北が重爆撃機用、南が戦闘機用。ブーツとウエワクの前線基地で、ここからラエ・サラモアの戦闘に参加した。 飛行68戦隊（三式戦）、77戦隊（一式戦）、95戦隊（九九式双軽爆・百式重爆）などがあったが、昭和18年11月の空襲で滑走路・航空機とも壊滅状態となった。 H29.7.14 　 　 ［帝国陸海軍現存兵器保有国一覧］リストへ ［依代之譜］よりしろのふ　トップへ