サハリン州郷土博物館　　　　　　　　ユジノサハリンスク 九五式軽戦車ハ号 九七式自動砲 九九式軽機関銃 九九式小銃 　 ●写真と情報は渡邉 龍一氏から●   樺太 (Sakhalin) の海の玄関口　大泊（オオトマリ）(Korsakov) より　北へバスで約一時間、昔　樺太廳のあった豐原（トヨハラ）にある　舊　樺太廳博物館は現在「サハリン洲郷土史博物館」になってをり　その中庭に　九五戰車一台が展示されてゐる。   ▲九五式軽戦車　ハ号 平成22年9月2日に合わせてここに展示された。「当時の軍国主義日本に対するソ連の勝利を後世に残す」ためだそうだ。 ロシアはこの年から9月2日を「対日戦勝記念日」として制定した。 対日戦勝利によって北方領土四島を含む全千島、南樺太を本来の領土として奪還したことが強調される。 北方領土の実効支配を正当化し、日本の領土返還要求を牽制するためのもので、対日戦勝記念日の法制化はサハリン州が前から訴えてきていた。 この車両は、日ソ戦（といっても勝手に攻めて来たのだが）で最大の激戦地、占守島に残されていた車体を運び込んで修復、塗装したもの。 砲身が欠けたままになっている。   ▲九九式軽機関銃　 ▲九七式自動砲　 ▲天第一号国境標石。国境である北緯50度線上に標石が4基あった。 　横に九九式小銃 　H26.10.23 　 　 ［帝国陸海軍現存兵器保有国一覧］リストへ ［依代之譜］よりしろのふ　トップへ