昭和8年7月19日付の横鎮長官宛訓令で、
横須賀海軍軍需部保管の浮標水雷缶一個が西春日井郡山田村比良六所神社備付品として同村長に無償下附されている。

下附願（昭和8年5月22日付、6月24日愛知県経由）によれば、先に短三吋砲の廃兵器を希望したが該当品がないとのことで機械水雷を再申請、最終的に浮標水雷缶が下附された。

「機械水雷（機雷）」と「浮標水雷缶」は違う制式兵器として区分されていたが、浮標水雷缶は大正5年に海軍兵器から除去され廃兵器として兵器庫に保管されていた。昭和8年7月、この神社に下附されたあとの横須賀軍需部の在庫残数は213個となっている。

［帝国陸海軍現存兵器一覧］リストへ