八重垣神社　 　　　　　　　　　　　　　　　　　広島／三原 砲弾　安式十二吋加農 堅鉄弾 　 八重垣神社 境内に忠魂碑があり横に砲弾が置かれている。 ▲忠魂碑 昭和三年建設　揮毫は陸軍大将一戸兵衛   ▲砲弾　　径：約300、長：約945ミリ 　安式十二吋加農 堅鉄弾 安式十二吋加農砲は日清戦役の征台の際に澎湖島要塞で鹵獲した要塞砲。日清戦後、日本陸軍も同島の砲台に据えていた。 この砲弾は、鹵獲したものか、その後に日本国内で製造したものかは不明。 ▲忠魂碑の頂部に載っていたらしい。 下附願は昭和3年10月16日に陸軍省あてに帝国在郷軍人会長谷村分会長から出された。 「当分会では御大典紀念事業として忠魂碑を建設中であり、砲弾の払下げを受けて碑石の頂点に据付ける計画で、凡ての工事が進行中なのでぜひ御下附願いたい」というもので「十二吋砲弾 壹個」を希望していた。 そして、昭和3年10月27日付で「安式十二吋加農堅鉄弾々丸 一個」を陸軍兵器本廠から払い下げる旨の通牒があった。 R5.4.1 　 　 ［帝国陸海軍現存兵器一覧］リストへ