宇品中央公園　　　　　　　　　　　　　　　　　　広島／広島 錨 .●写真と情報は峯 一央氏から● 提供者のＨＰ→殉国の碑 . 「陸軍運輸部　船舶司令部の碑」に錨が置かれています。 ▲錨、由来不明。 . 近くの波止場公園には、軍用列車・宇品線の線路と陸軍桟橋が有ります。 ▲宇品線跡 宇品線は、日清戦争時の明治27年に山陽本線の完成にあわせて敷設された陸軍の軍事輸送専用線。広島―宇品館5.9km。明治39年に国鉄に移管された。 終点の宇品駅には陸軍運輸部宇品支部が設けられ、大東亜戦争中は間断なく列車が運行され、宇品駅の軍用ホームは560ｍと当時としては日本一の長さであった。 陸軍運輸部・宇品支部は明治35年に本部に昇格、昭和17年には陸軍船舶司令部となった。暁部隊とも呼ばれる。 司令部は宇品凱旋館内に置かれた戦後は広島港の動脈として利用されていたが、昭和47年に旅客列車が廃止、昭和61年には廃線となった。 . ▲陸軍桟橋（六管桟橋）のモニュメント 宇品港は明治22年の開港以来、主に陸軍の軍港として使用されてきた。特に、明治35年に軍用桟橋として建設された六管桟橋が港の中心的役割を果たしてきた。戦争中は多くの兵士を送り出したところである。 戦後は、海上保安庁の船舶の係留に利用されていたが、現在は護岸として当時の石積みが残っている。 H15.11.8 　 　 ［帝国陸海軍現存兵器一覧］リストへ