稲荷大明神（山中社）　　　　　　神奈川／横須賀 加式三十二糎通常弾 ●写真・情報はKan氏から● 提供者のブログ→kanレポート . 横須賀航空隊跡近くの浦郷町にある、 稲荷大明神（正観寺と同一地）に砲弾がありました。 大正１５年１０月建立となっておりましたが、 碑文などはもう崩れていて読めませんでした。   ▲加式三十二糎通常弾　　（径317、高970） 大正13年2月15日付けで横鎮長官宛に訓令 廃兵噐無償下付の件 一、加式三十二糎通常弾　貳個 一、四十五戦地魚型水雷　演習用頭部共　壱個 右神奈川県三浦郡田浦町山中神社備付用として同町榎戸青年会長及帝国在郷軍人会同町分会第四班長に対し下付 　 横須賀海軍軍需部保管の品を、当村社山中神社改築に際し記念品として下付したもの。 ●加式三十二糎砲は、日清戦争時の「三景艦」（松島、厳島、橋立）に搭載されていた。 加式の「加」はフランスのカネー（canet)社。明治４２年１０月までは「三十二糎加砲」と呼ばれていたが、その後「加式三十二拇砲」に名称が改正された。 .H18.1.20 . 　 　 ［帝国陸海軍現存兵器一覧］リストへ