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町田市にある合同慰霊塔という
忠魂碑や慰霊碑が集められた場所で砲弾を見つけました。
慰霊塔の前の庭内に慰霊碑が並んでいて、
砲弾はその中のひとつ、陸軍大将本庄繁書の従軍紀念碑にあり、
西南役や明治二十七、八年戦役などの戦没者名が彫られていました。
砲弾の高さを測ってみた所、約一メートルで、
建造年月日は昭和十年四月。

▲安式十二吋加農榴弾砲砲弾

安式十二吋加農榴弾砲は、日清戦争の際に台湾で鹵獲した海岸加農で、英国アームストロング社製。口径305ミリ。

 

町田市合同慰霊塔の砲弾に関する資料（アジ歴）

「戦利廃弾丸下付の件」 (大日記乙輯昭和９年)、
東京府南多摩郡堺村(現在の町田市堺地区) の出兵紀念碑建設用として、安式十二吋加農榴弾砲砲弾の砲弾下付相成度件御願

 

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昭和46年、町田市内に点在していた慰霊碑をここに集め、慰霊塔が建設された。当初は５基のみ建てられて他の慰霊碑は地下に安置されていた。
平成4年に遺族会の請願により、地下に安置されていた9基も地上に建立された。