左内神社                   静岡/三島


  • 砲身 露式五糎砲


左内(さない)神社。
御祭神は、阿米都瀬気多知命(あめつせけたちのみこと)


境内にロシア艦の備砲が置かれている。


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▲艦砲  口径:60ミリくらい  露式五糎砲
ロシアで製造したホチキスQF3ポンド砲。47ミリ砲だが、これは筒内が朽ちて広がってしまった。
艦載だけではなく陸上の海岸砲や要塞砲としても使われ、日露戦争では陸軍だけでも100門以上鹵獲している。
海軍でも鹵獲、一部で「四十七密米露式重速射砲」として使用した。

日露戦争中、ロシア軍内部では陸でも海でもまるで役に立たないと評判が悪く、戦後にはロシア海軍すべての艦艇から撤去されてしまった。


傍らに由緒を記した石碑がある。
「奉納
明治丗七八季戦役沈没船ボヤリン號為大連湾引揚紀念献焉時維大正五年二月吉辰」

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ボヤーリン
ロシア海軍のボヤーリン級2等防御巡洋艦。デンマーク製。
明治35(1902)年竣工、36年に旅順港に回航されロシア太平洋艦隊所属となる。
明治37年、旅順港の入口で自軍の機雷に触れ大破、乗員が退去したまま放置され漂流中にまた機雷に接触して沈没した。


H28.4.1

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