馬門山墓地　　　　　　　　　　　　　　　　　神奈川／横須賀 錨・砲弾 　 ●情報は峯 一央氏から● 提供者のＨＰ→殉国の碑 . 馬門山（まもんざん）墓地はもともと横須賀海軍墓地。 北京龍城軍艦愛宕戦死者碑の側に砲弾と錨が置かれている。   ▲北京龍城軍艦愛宕戦死者碑　　明治34年5月建立 明治33年5月、清国で義和団が暴動を起こし、清国政府はこれを利用し列国を駆逐しようと考えた。北京は無政府状態となり、列国の公使と居留民は公使館地域（東交民巷）から動けなくなった。 列強は連合軍となって救出に向かったが、解放されるまでの55日間、北京の外国人は籠城を続けた。陸戦隊を編成した砲艦「愛宕」の乗組員も最後まで北京公使館に籠城していた。   ▲砲弾　　　径：約148ミリ、長：約395ミリ　　詳細不明   ▲砲弾　　　径：約137ミリ、長：約425ミリ　　詳細不明   ▲錨 十山字錨というらしい。大型艦船停泊時の繋留用ブイ繋止錨として使用されたもの。 明治年間の製造と推定される。 . ▲鉄鍵 特務艦関東殉職者碑の囲いに使われている。 . . ここは海軍省が明治十五年に馬門山海軍埋葬地と定め、以後、昭和二十年の大東亜戦終結まで横須賀鎮守府が管理運営していた。 戦後は、横須賀地方復員局が引き続き管理、昭和24年から横須賀市が引き継ぎ、墓域を拡張して一般市民の墓地ともなっている。 墓地は、山の地形からおおむね三段になっていて、下段・中段は兵たちの墓地で墓石が整然と並び、上段には七基の慰霊碑と士官の墓石が並んでいる。 この墓地に眠る御霊は次ぎのとおり。 海軍関係単独埋葬者　　２７９柱　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 供養塔 軍艦・河内・殉難者の碑（大正八年二月建立）　　　　　６２１柱 軍艦・筑波・殉難者の碑（大正八年四月建立）　　　　　１５２柱 特務艦・関東・殉難者の碑（大正十四年四月建立）　　　　６８柱 北京龍城軍艦・愛宕・戦死者の碑（明治三十四年五月建立）　５柱 上海事変・戦死者の碑（昭和八年一月建立）　　　　　　　５９柱 第四艦隊遭難の殉難者の碑（昭和十一年六月建立）　　　　３６柱 支那事変・大東亜戦争・戦没者の碑（昭和二十八年九月）３７２柱 一般市民多数   Ｈ13.3.27 . . ［帝国陸海軍現存兵器一覧］リストへ