現在の明治大学生田キャンパスは、戦時中、登戸研究所があった所である。いくつかの施設の保存運動が起こり、平成22年に資料館が開館した。
登戸研究所の正式名称は「第九陸軍技術研究所」で、秘密戦兵器・資材の研究・開発を行っていた。

▲偽札の未完成品。
中国国民政府の紙幣（法幣）の偽造を行っていた。本物とまったく変わらないものも作られていたが、小額紙幣ばかりだったので現地のインフレの前には効果を発揮できなかった。
登戸研究所では、本物の法幣をＡ券、登戸製の贋札をＢ券と呼び、Ｂ兵器とも言われた。

▲風船爆弾と俗に言われるが、「ふ号兵器」もしくは「気球爆弾」と呼ばれていた。

▲キャンパス構内に残る陸軍の痕跡。

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