▲大正12年に三宅坂に建立された寺内正毅元帥の騎馬像の台座のプレート。右は模型。
元帥像は昭和18年に金属類供出で撤去され、この銘板は敗戦後に外されてそのまま倉庫に眠っていた。平成10年になって、倉庫の解体時に発見され、翌年、防長尚武館に寄贈された。

▲四一式山砲（歩兵用）　歩兵用には車軸の端に輪っかがある。

▲陸軍軍服・礼服　（寺内正毅大将、寺内寿一大将の遺品もある）
左から、？、歩兵准士官×2、砲兵少尉、大将防暑衣、大将軍服、外套。
大将×2、海軍大佐、騎兵大佐、砲兵中佐、歩兵少佐、歩兵少佐、歩兵大尉。

▲陸海軍軍服・礼服

▲田中義一大将の遺品。
肩章（大将、中将）、参謀飾緒、正刀緒、正刀帯。

▲軍刀、指揮刀、露軍サーベル、短剣

▲小銃　上から、九九式短小銃、二十二年式村田歩兵銃、火縄銃、独・マウザーGew98、露・モシンナガンM1891、三八式騎銃、エンフィールドスナイドル銃。

▲十四年式拳銃（後期型）、二十六年式拳銃、南部式小型自動拳銃、
　南部式大型自動拳銃、九四式拳銃、杉浦式自動拳銃。

▲十一年式軽機関銃、九九式軽機関銃

▲元帥刀　寺内寿一元帥、寺内正毅元帥の遺品

▲砲弾　詳細不明　 左：11センチ円弾　　右：16センチ有翼弾

▲右は三式地雷、陶製の対戦車および対人地雷。直径約23センチ。
　左は、米軍資料には「Beehive Antipersonnel Land Mine」（蜂の巣対人地雷）とあるが、かんじんの日本名と日本側の資料を見たことがない。直径約20センチ。

この場所は山口歩兵第42聯隊のあったところ。第42聯隊は明治29年に広島師団隷下の部隊として創設され、北清事変・日露戦役・シベリア出兵・支那事変・大東亜戦争に出征、奮戦した。

敗戦後は米・英・豪など占領軍が駐留、現在は陸上自衛隊第17普通科連隊（第13旅団）がある。

防長尚武館
この資料館は第42聯隊当時、武徳殿として使われていた建物。
山口は多数の軍官・政治家を輩出しており、さまざまな資料が展示してある。

しかし内部は撮影厳禁。

昭和60年ごろには膨大な数の小火器が展示されていたらしいが、兵器類はほんの少ししか置いてなかった。

▲衛兵哨所

山形有朋、桂太郎、児玉源太郎、乃木希典、寺内正毅、田中義一・・・・思いつくだけでも長州の有名な軍人は多い。
西南の役以降、陸軍は長州出身者の独壇場であった。田中義一で長州閥が終わったとすれば、建軍以来60年も帝国陸軍は長州軍閥が牛耳っていたのだった。長州閥と東條親子の因縁は有名である。

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