振橋神社　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石川／加賀 砲弾 動橋（いぶりばし）町の振橋（ ふりはし）神社。 天照皇大神、大己貴神、菊理姫神の三神を祀る。 大巳貴神が僧の姿となって グズ退治の助言をしてくれたという伝説がある。 境内に砲弾が置いてある。   ▲砲弾　　　径238ミリ、長835ミリ　　 おそらく克式二十四珊加農榴弾   大正十二年一月に帝国在郷軍人会動橋村分会長から陸軍に戦利砲弾無償払下願が出されている。 帝国在郷軍人会金沢支部にまとめて90箇の戦利砲弾が下附され、動橋村分会には、 克式二十四珊加農榴弾　一 克式十五珊臼砲榴弾　一 克式十五珊加農堅鉄弾　一 以上3箇が分配された。 このころ、海軍の軍縮にあわせ陸軍も軍備の整理・縮小に着手していた。その一環で保管していた不要の兵器類を放出したらしく全国の分会から下附願いが集中したようだ。下附願の文中に「今般兵器本廠に於て戦利砲弾無償払下の趣承り・・」という文言が見える。 そして個々の分会には対応できなくて、陸軍から帝国在郷軍人会本部に、一括して下附するので適当に配当するように、との通牒が出された。 H22.1.11 　 ［帝国陸海軍現存兵器一覧］リストへ