▲砲弾　由来詳細不明　　
径：約15センチ、長：約59センチ

プレートに「祈平和」「平成二年十月吉日　寄贈」とある。
奉納された砲弾としては、奉納時期がこのＨＰ内では一番新しい。
　

刻文

追憶
今更昔のことを話しても無駄の様ですが
想えば昭和十五年頃よりこの神前にて
誓いの言葉を残して数多くの若者が
町内全員の歓呼の声に送られて他国の
為に遠い各地の戦場に送られました
口では言えない程の厳しい軍務に服し
そして昭和二十年遂に終戦となりました
しかし幾多の人が還らず再びこの神前を
踏めなかった友の一人一人の面影を忍び乍ら
その霊に衷心より御冥福を御祈り申し上げます
私もこの間二・三度生と死の境に当たった事が
ありましたがその時必らずこの産土様が
頭に浮かび強い心の支えとなり祈り願ったものです　
人間いざと云う時一番頼れるものは
神・産土様だと信じ思います
御蔭で私は御神護により奇跡的に無事
帰る事が出来ました只々感謝のみです
この神社は船橋大神宮の分社であり古くから
町内の護神として大変霊験あらたかな
神様だと聞いております　
この神社を末永く大切にいたしましょう
　　　　　　　　　　　　　　　　 　啓白
　　　散る桜
　　　　残る桜も
　　　　　散る桜

元航空隊陸軍曹長　三橋千代松
昭和六十年三月一日　記ス

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