. . 楢本神社　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　愛媛／西条 零戦の手動補助ポンプ 250kg爆弾 戦艦「大和」級主砲弾 戦艦「三笠」級主砲弾 ●写真と情報は峯 一央氏から● 提供者のＨＰ→殉国の碑 . 愛媛県西条市の楢本神社を再訪問しました。 宮司さんのご尊父は、かつて海軍兵学校で教官をされていたとの事で、五軍神の遺品の収集や、慰霊祭の海上自衛隊の協賛に繋がっているそうです。 墓石は伊予三島市・村松大師に建立されている関行男海軍中佐の墓碑です。戦後、失意の内に亡くなられたご母堂の遺言によって建立されたそうです。   楢本（ならもと）神社 奈良朝以前に、西条の地名の発祥である西条荘守護神として創祀された。主祭神は大国魂神。 昭和50年、神風特攻隊「敷島隊」関行男大尉（死後中佐）の慰霊碑を建立。昭和54年、「大東亜戦争・特攻記念館」が落成。   大東亜戦争・特攻記念館   ▲銃弾、零戦の手動補助ポンプ、艦内帽、飛行帽。 「大東亜戦争・特攻記念館」に展示。   ▲250kg爆弾 「敷島隊」が零戦に搭載した爆弾と同型同種のもので、この爆弾4個と錨鎖が海上自衛隊呉総監部より関中佐の霊前に献備されました」という説明書き。   ▲関行男慰霊之碑   ▲250kg爆弾 碑の両側に2基設置。爆弾を模した石柱（重量250kg）には敷島隊の他の4名の名が刻まれている。 .   ▲戦艦「大和」級主砲弾　 「大東亜戦争・特攻将兵慰霊之塔」として設置。 九四式四十五口径四十糎砲（実際は四十六糎）九一式徹甲弾 戦艦「三笠」級主砲弾 四十口径三十糎砲 徹甲弾 大正15年に市内禎瑞の嘉母神社に奉献されたものを、同神社氏子中より楢本神社境内へ搬入されたもの 。 　　　　　同時に下附された三十糎砲弾→荒神社   . 神風特別攻撃隊「敷島隊」 神風特別攻撃隊の第一号とされる。関行男大尉は昭和19年10月25日、同隊隊長として四機を引き連れ、フィリピン・マバラカット基地より発進。レイテ沖で護衛空母「セントロー」を撃沈。 関中佐ご母堂の戦後 戦後になって中佐の妻は実家へ帰り、実母サカエさんは日々の生活にも事欠く様になって草餅を売って歩いた。その後、中学校の用務員となったが、昭和28年に「せめて息子の墓だけは」との遺言を残し、用務員室で淋しく生涯を閉じた。ここに関家は断絶した。 戦後日本の世相は、国の為に肉弾散華した軍神に対して冷たいもので、永らく墓すら作らせなかったのである。   墓碑、伊予三島市・村松大師 H12.11.5　　　Ｈ22.10.19追加 . ［帝国陸海軍現存兵器一覧］リストへ