昭和20年7月24日と28日の両日、江田島小用沖に停泊中の「榛名」「出雲」は米艦載機による執拗な空襲をうけた。

壮烈な戦闘が展開されたが両艦とも大破着底、榛名においては71名、出雲では3名の戦歿者を出した。

悠久の大義に殉じた護国の英霊を弔い、その武勲を後世に顕彰するためにこの碑が建てられた。

この場所から両艦の奮戦した海域を望むことが出来る。

▲砲弾　　径：約20、長：約89センチ

▲戦艦「榛名」
昭和16年、戦艦に類別変更。榛名はミッドウェー、ソロモン、マリアナ沖、比島沖海戦などに参加。
昭和17年、金剛とともにガ島ヘンダーソン飛行場を砲撃。約一千発の三式弾を撃ち込み飛行場を火の海にした。

昭和20年、呉鎮守府の警備艦となり、江田島小用海岸に繋留中の7月28日、米空母機から13発の直撃弾を受け大破着底した。この時、三式弾で敵機を何機か撃墜している。

▲装甲巡洋艦「出雲」
英国アームストロング社製、明治33年竣工。日露戦争に参加、一次大戦では地中海に遠征。後、海防艦、上海事変・支那事変・大東亜戦と主に上海で従事、支那方面艦隊の旗艦を務めた。

昭和17年一等巡洋艦、18年には兵学校練習艦となった。

20年7月24日、呉空襲にともなう米空母機の爆撃で転覆着底した。

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