.

.

菊池神社歴史館　　　　　　　　　　　　　　熊本／菊池

  • 海軍短剣（松尾中佐遺品）
    など

　

●写真と情報は峯 一央氏から●

.

菊池神社は、明治3年明治天皇の勅命で創建された。
菊池氏の居城跡にあり、菊池武時（第12代）、武重（第13代）、武光（第15代）の父子が主祭神。
菊池氏は南北朝時代に九州の南朝の主柱として奮戦した。
右は菊池武時像…軍配は大宰府を指している。

歴史館に特殊潜航艇「甲標的」でシドニー湾を攻撃した
松尾敬宇海軍大尉（戦死後中佐）の遺品が展示されている。

.

▲歴史館・松尾中佐遺品

 

▲遺品の短剣、ベルト、肩章

 

▲菊池千本槍
南北朝時代に菊池武重が箱根で足利勢と戦った際、竹の先に短刀をくくりつけた槍を実戦で使ったと伝えられ、それが菊池千本槍の始まりである。以来、数百年もの間、菊池一族が皇室に忠誠を誓い貢献してきた「菊池精神」を象徴するシンボルとなっている。
出撃する前に松尾中佐は父親から、軍刀拵えにした菊池千本槍を渡されており、甲標的の艇内に帯同したと思われる。

 
▲松尾中佐像
手にあるのは菊池千本槍の軍刀。

松尾中佐について　提供者のHP→殉国の碑

.

H13.3.27

.

　

［帝国陸海軍現存兵器一覧］リストへ